2009/05/31

沖縄の女 その1

以前ここに書いたように、自分はあんまり先のことを考えて行動しない。というかできない。


小説「初恋」に、「人は現在を消費し、未来と過去を手に入れる」みたいなことを書いてあった。
あー、なるほどなと思った。

自分の解釈を含めてもう少し正確に言うと、
未来というものはこれから選択できるものとして手に入れ、
過去というものは変更不可能な軌跡として手に入れ、
現在というものは手に入れた瞬間に現在じゃなくなる。

まぁこんなところだ。言ってることは変わりない。


就職活動のときに、向こう50年とかスパンの人生プランを書け、みたいな課題に何度か出会った。
俺はそれがどうしても無理で、毎度毎度本音とは程遠い適当な嘘を書いてお茶を濁した。

孫正義とかが10代で60歳までのプランを立てたみたいな話が有名になったおかげかそうでないかは知らないが、自分のゴールを先に決めて、それまでにどういうステップを踏めばいいかを考えていく、就職活動中に刷り込まれたのは、そういう考えだった。

で、自分はたまたま、あいにくそういう人間ではなかった。

今できることがあれば、ひたすら夢中にやってみる。
それを続けていれば、またどっかで道が開けるんじゃねぇかな、その時にどの道を選ぶかは、またその時決めればいいだろう。

これが自分の人生哲学である。

だから、自分が好きなことをやるしか今やるしか自分が成長する方法はないと分かっている。
で、就職活動中に一番興味があったWEB業界を選んだ。
なんでWEBが自分にとって興味の対象かと言われれば面接的に言えることはいっぱいあるが、「選んだ理由」として言えることは、選択すべき時に一番興味があったから、としか言いようがない。

そして幸か不幸か、1年たっても一番興味の対象であり続けている。


入社して2か月くらいした時に、なんのコンサルティングの人か知らんが「今後をどう考えていますか」的な面談みたいなことをして、その場で「先のことは考えていませんが、今やれることを頑張っていると何か得られるものは必ずあるでしょうと思っています」というような事を言った。
そのネェちゃんの返事はこうだった。

「素晴らしいですね。今、アメリカでもそういった考え方のほうが主流になってるんですよ」


なんだか世の中というものが適当すぎて、笑えてくる。


その2に続く。

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