何人もの人に「人殺してそう」「クスリやってるでしょ」と何年間と言われ続けた揚句、もうすっかり言われ慣れてしまった感のある俺だが、「人前に立って喋るのが苦手」というひどく人並な悩みに頭を抱えるナイスガイである。
また人前で喋る1時間前から足が震えたりする、超緊張屋さんでもある。
ただし十中八九「緊張してるように見えない」と言われる。
自分という人間の実際の中身と、他人からの印象が大きく異なるのは、大昔からだ。
なんだか損している気がするが、慣れてしまった。
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そんな俺が籍を置く我が社も、この不況の折に負けじと2010年新卒採用活動を行っているところであり、世の企業の例にもれず採用説明会というものを開いている。
そんなこんなで今日、100人以上の学生(なんで全員スーツやねん)の前で、リクルーター(?)として5分間しゃべってきた。
冒頭で書いた通り喋りというジャンルには圧倒的に自分に向いていないという意識が強い。
そのせいで不安ばかりが先走って足が震えだす割には、喋る内容を特に決めようとしないあたりが、根っからの楽天家としての気質を垣間見せる。
声のでかさだけは、誰にも負けない自信があった。
ロクなことは言えなくても、迫力だけでなんとかごまかそうかという魂胆があったことはここだけの秘密である。
カンペは絶対に用意しないと決めていた。
男は黙って手ぶらである。
これが一番かっこいい。
さすがに1年間仕事ばっかりしてきたことはある。
ぽんぽんと言葉が出てくる。
結構ロクなことを言えてしまった。
最初は長すぎるとビビっていた5分という時間も、楽勝で収まり切らなかった。
結局最後は政治家さながらの大演説のようであった(と言われた)。
いろんな人に「話うまいね~」と言われたのは、ちょっと自信になったぜベイベー。
自分が考えて考えて考えたものは、きっと脳みそに皺となって刻まれて、脳みそに刻まれたものは小手先の喋りテクニックなど要せずとも、自分の口から勝手に言霊となって説得力あることが言えるものなのである。
アドリブのためには、ボキャブラリーが必要だ。
ボキャブラリーを溜めるには、常日頃からこの仕事について考えているか、に尽きる。
これからも考えていくことは絶対にやめない。
おしまい
2009/04/17
アイの言霊
時刻:
2:22
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